朝、目が覚めたときに今日がその日なのだとはっきり分かった。足取りも軽く街を抜け、今日という日のために用意した場所へと向かおう。

今日の天気は雨。いかにも私らしいなぁと笑みがこぼれた。もう何も憎くないし、何も怖くない。ただ、今日という日まで全力で生きてきたことを誇らしく思う。

今日の天気は雨。私が埼玉で過ごす最後の日。